サークルレンズ・カラコンのトラブルと安全対策

白目がブヨブヨに…「結膜浮腫」とは?サークルレンズ・カラコン利用者は注意

白目がブヨブヨでゼリー状に!かなり焦るこの症状って?

「結膜浮腫」という眼の病気をご存じでしょうか。これは白目の部分がゼリー状の膜で覆われて水ぶくれのようになってしまうという症状を伴うもので、悪化すると黒目の部分以外が全体的に腫れてしまい、まぶたを閉じるのも困難になるという厄介な病気です。白目を覆っている結膜と呼ばれる透明な膜と眼球の間に水が溜まることによって起こります。眼が潤んだような感じで白目にうっすらシワが寄っているという程度のものから、まぶたが閉じられなくなるほど白目がむくんでしまうようなものまで、その症状は様々です。「結膜浮腫」という名前は知らなくても、こういった症状に悩まされた経験がある人は意外と多いのではないでしょうか。
結膜浮腫を引き起こす直接的な主な原因は、外部からの強い刺激です。花粉やハウスダストによって起こるアレルギー性結膜炎が原因となることもありますし、また目を強くこすったり、目に何度も指を入れたりすることで発症することもあります。そして、この結膜浮腫の大きな原因の1つに、コンタクトレンズの使用があるのです。

サークルレンズ・カラコンで結膜浮腫が起こる原因

コンタクトレンズを使用している人の中には、結膜浮腫を経験したことのある人も実は少なくないかもしれません。視力矯正用のレンズだけでなく、サークルレンズやカラコンを使用することにより、以下のような原因で結膜浮腫になることがあります。

長時間装用や間違ったレンズケアによる発症

コンタクトレンズを毎日長時間装用し続けたり、つけたまま寝てしまったり、あるいはケアが不十分な汚れたレンズをつけ続けたりすると、目の表面にある涙の膜が損傷し、結膜にシワが寄って、ドライアイを引き起こすことがあります。こうなるとレンズを装用したときに吸着しやすくなるなどして目がさらに傷つきやすくなるため、そういった刺激によって結膜浮腫を発症することがあります。

金属アレルギーによる発症

サークルレンズやカラコンには必ず色がついていますが、ここで使用される色素は「金属酸化物質系着色」と呼ばれるもので、金属が含まれています。サークルレンズやカラコンがレンズを着色する方法はいくつかあり、その中には直接色素が目に触れないような製造方法もありますので、そういったものを選んで正しく使用していれば問題ありませんが、万が一目に色素が触れてしまった場合、金属アレルギーの人は「金属酸化物質系着色」に反応して結膜浮腫を起こすことがあります。金属アレルギーの人はもちろん、そうでなくても着色料が目に触れない製法のレンズを選ぶようにしておくと安心です。

結膜浮腫になったらどうすればいい?

結膜浮腫は見た目に大きな変化があらわれるため、発見したときには驚いて慌てる人も多いと思いますが、実は自宅ケアで治る場合が多く、必ずしもただちに眼科を受診しなければならないというものではありません。
白目が腫れているなと思ったら、冷やしたタオルなどで目を冷やし、しばらく安静にしてみてください。多くの場合はこれで晴れは治まりますが、それでも一向に改善されない場合は眼科の受診をおすすめします。
結膜浮腫になったら、重要なのは発症の原因を探り、くり返さないよう気をつけること。結膜浮腫自体は失明につながるような危険なものではなくても、原因を取り除かない限り何度も発症することになり、そうすると合併症を引き起こしてより深刻な事態を招きかねません。コンタクトレンズを使用している場合は正しい使用法を見直してみてください。